参加学生体験談

2023年度 PARE

PARE スプリングスクール2023

木下 立也

経済学研究院

私は学部4年次にタイのカセサート大学で開講されたPAREスプリングスクール(2023年2,3月)に参加しました。

学部時代から開発経済学を専攻しており、河川と流域の産業、住民生活とのかかわりについて関心があったことから、参加を決意しました。また、開発分野ではすでに収集されたデータを用いて分析することが多く、自らデータを収集する経験をしてみたいと思ったことも理由の1つです。

約1か月間の滞在のうち、調査活動を行っていたのは2週間です。そのほかの期間はオプショナルツアーと呼ばれ、タイ語を教わったり、ムエタイやタイ料理を習ったり、自分の研究内容に関する発表を行うなど、時間の制約が少なくのんびりとした生活を送っていました。特に週末は自由時間が多かったため、夢だった“ゾウ使いの資格”を取りに出かけたりしていました。

メインとなる調査活動では、水質調査にあたって必要な基礎知識や分析手法を全9回の講義で学習しながら、タイ人、インドネシア人、日本人からなる5人のグループメンバーとともにフィールド調査を行いました。河川の上流から下流にかけて各地点で水質を計測すると、周囲の環境や海からの距離によって得られるデータに変化があることを確認できました。データをもとに要因を議論していく中で、予期せぬ角度から意見が飛び交い、新たな視点を得ることができました。異なる背景や専攻を持つメンバーと共通のテーマについて議論し、試行錯誤する経験は今後の研究の糧になると思います。

スプリングスクールを通じて、特定の分野に特化した専門性よりも、分野横断的な知識や異文化理解、グループワークスキルを身につけることができました。調査活動において“学部生や院生”、“文系や理系”といった垣根はありません。自分の関心分野とプロジェクトテーマを結びつけ、どう貢献できるかを考えるいい機会になると思います。皆さんもスプリングスクールを通じて、素敵な経験をしてきてください!